2008年03月22日 (土) | 編集 |
![]() | うた魂♪ (朝日文庫 し 37-1) (2008/03/07) 栗原 裕光小路 幸也 商品詳細を見る |
合唱コンクールの全国大会の常連校・七浜高校合唱部で、合唱部のソプラノのパートリーダーを務める荻野かすみは、自分の歌声とルックスに異常なまでの自信を持つ女の子。ある日、憧れの生徒会長・牧村純一から、写真のモデルを頼まれて有頂天となるが、歌っている顔が「産卵中のシャケみたい」と言われて、すっかり自身を喪失し、合唱へのやる気を失ってしまう。そこに突如、湯の川学院高校ヤンキー合唱部の番長・権藤洋が現れて…。《本の背表紙より》
2008年ロードショーの映画を完全ノベライズ。普段この手の本に触手を伸ばさないが、作家が小路幸也とあっては別、別、別。というわけで、文庫本だし、と買っちゃいました。
主人公の荻野かすみは、歌が大好き、歌ってるあたしも大好き、みんな、あたしの歌を聴いて!という自信過剰の女の子。小学校からずっと一緒の親友で、同じ合唱部の楓やミズキの歌唱力は認めるが、あたしが一番上手いと内心で思っている。おまけにかわいさも一番、とも。そういう性格なので、音痴の子には反感を持たれるが、自分ではまったく気付かない。そんなかすみの歌っている姿を写真に撮りたいと、片思いの牧村に告げられ、うきうきドキドキするものの、出来上がった写真は、社会の授業で見た記録映像のシャケの顔そっくり。クラスのみんなに笑われるし、自分でもシャケの産卵のときの顔だとショックを受け、歌うのが怖くなってしまう。
権藤洋は、売られたケンカは買わずにはいられない。自分が強くなるのは好きだけど、ケンカが好きなわけじゃない。そんなとき、街を歩いていると、透き通るような女の歌声が聴こえてきた。その曲が、歌が、胸に突き刺さってきた。盗んだバイクで走り出す♪ 15の夜、尾崎豊。この歌に感動し、女の声に感動した。名前を訪ねると、もらった楽譜にせぬまゆうこと書いて、女は立ち去った。権藤は高校に入学後、ハンパな連中を集めて合唱部を作った。権藤率いるヤンキー合唱部は、歌に、合唱に、マジで命を懸けている。
黒木杏子は、音大を出て、音楽に生きようとしたのに、田舎のケーブルテレビのディレクターをしている。そんなある日、同じ音大出身のカメラマン中島に、全国大会の常連である七浜高校合唱部の顧問が産休で、代理の顧問が瀬沼裕子だと知らされた。彼女は杏子の憧れの存在であり、突如、姿を消して行方がわからなくなっていた。そんなときに、ヤンキー権藤率いる合唱部と出会い、荒削りだが、彼らのソウルに可能性を感じ、偶然を装って助言する。
荻野かすみ、権藤洋、黒木杏子。彼らの一人称で、交互に描かれている。やがて合唱コンクールに向かう途中で、彼らは交わってゆく。こんなにもベタな文章、ベタな感情を、小路幸也が描いているとは思わなかった。ここに出てくるのは、真直ぐな生徒たちで、歌に真直ぐ向き合っている。そして軽いコメディタッチがありつつ、青春モノとしてよく出来ている。みんなで何かを作ろうという連帯感は若干薄いが、ひたむきさなどは丁寧に書かれていた。映画のスチール写真も挟まれていて、映画の方もなかなか良さそうで、そちらもちょいと気になった。それにお値段のほうも良心的で、益々いい本だと思った。お薦めです。
この記事へのコメント
こんばんは。
個人的にはもっと掘り下げて欲しかったなぁ〜、と思いました。
内容的には面白くないわけではなかったので
映画の内容から外れても
もう少し一人ひとりを深く描けてたらなぁ〜。
でも、映画っていう制限があるから無理かな??
でもシャケの顔に似ているって・・・
女の子にあんまりだぁ〜。
でも合唱してるときって、そんな顔になっちゃうんだよなぁ〜。
個人的にはもっと掘り下げて欲しかったなぁ〜、と思いました。
内容的には面白くないわけではなかったので
映画の内容から外れても
もう少し一人ひとりを深く描けてたらなぁ〜。
でも、映画っていう制限があるから無理かな??
でもシャケの顔に似ているって・・・
女の子にあんまりだぁ〜。
でも合唱してるときって、そんな顔になっちゃうんだよなぁ〜。
す〜さん、こんばんは。
欲張りさんですね。おいらはこれでも十分楽しめました。
お値段も手ごろだったし。まあ、制限は当然あったでしょうね。
映画の主人公も、シャケの顔ってどうなんでしょうね。
夏帆さんって、かわいらしい女の子なのに。
欲張りさんですね。おいらはこれでも十分楽しめました。
お値段も手ごろだったし。まあ、制限は当然あったでしょうね。
映画の主人公も、シャケの顔ってどうなんでしょうね。
夏帆さんって、かわいらしい女の子なのに。
こんばんは。
私は映画を見たんですが、おもしろかった〜。
合唱を甘く見ていたわけではないのですが、合唱のシーンに感動しました。
登場人物では、かすみ、権藤、瀬沼先生の3人が印象的だったかな。
そうそう、高校生の女の子に「シャケの顔に似てる」って言うのはちょっとかわいそうですよね。
夏帆さんはあまりシャケには似てなかったように思うけど…。
私は映画を見たんですが、おもしろかった〜。
合唱を甘く見ていたわけではないのですが、合唱のシーンに感動しました。
登場人物では、かすみ、権藤、瀬沼先生の3人が印象的だったかな。
そうそう、高校生の女の子に「シャケの顔に似てる」って言うのはちょっとかわいそうですよね。
夏帆さんはあまりシャケには似てなかったように思うけど…。
mintさん、こんばんは。
映画も観たくなりましたがレンタルになりそう^^;
合唱シーンは良さそうですね。それに権藤も。
夏帆ちゃんはこれがきっかけで知りました。
たれ目がなんともかわいらしい。シャケねえ。
映画も観たくなりましたがレンタルになりそう^^;
合唱シーンは良さそうですね。それに権藤も。
夏帆ちゃんはこれがきっかけで知りました。
たれ目がなんともかわいらしい。シャケねえ。
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
映画のノベライズ版。
映画はまだ公開されてないんだけど、
高校生の役をゴリ(ガレッジセール)がやるのってどうよ?
まぁ似合わなく...
2008/03/22(Sat) 23:21:16 | My Favorite Books
映画『歌魂♪』を見てきました。
合唱ってすごい!って思える映画でした。
2008/04/21(Mon) 21:15:38 | いつか どこかで
| ホーム |




