2006
![]() | サマータイム 佐藤 多佳子 (2003/08) 新潮社 この商品の詳細を見る |
単行本の「サマータイム」「九月の雨」が一緒になった本です。
佳奈が十二で、ぼくが十一だった夏。
どしゃ降りの雨のプールで、じたばたもがくような泳ぎをする彼にぼくは出会った。
左腕と父親を失った代わりに、大人びた雰囲気を身につけた彼。
そして、ぼくと佳奈は、たがいに感電する。
広一にはジャズピアニストの母がいる。そして彼にもピアノの才能があった。
しかし腕を無くしてしまった広一だが、強く生きようとしている。
そんな広一に出会い、二人の姉弟が少しずつ変わっていく。
その後の彼らの場面場面が、登場人物の視線を替え描かれている。
佐藤さんのデビュー作ですが、少年少女の心理描写が上手い。
そして文章がキレイ。心をぐいぐい振るわせる文章に、とろけてしまいそうでした。
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