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    2008

05.22

「うさぎとトランペット」中沢けい

うさぎとトランペット (新潮文庫 な 46-2)うさぎとトランペット (新潮文庫 な 46-2)
(2007/06)
中沢 けい

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「楽隊のうさぎ」の続編です。

正木宇佐子は四年生の三学期から、学校に行くのがちょっとイヤになっているのは、ほんとうだった。沙織ちゃんの味方になるのか、それともミキちゃんの肩を持つのか、どっちなのと聞かれるのがとてもイヤだった。沙織ちゃんは幼稚園の頃からずっと一緒で、誰でも彼女の言うことを聞かなければいけないような気がしてくる女の子だ。でも、ミキちゃんは沙織ちゃんの言うことを聞かない。ミキちゃんは四年生の二学期になって転校してきた子だった。授業中にはなんでもはきはきと答える。沙織ちゃんと意見が違っても、ミキちゃんは「私は違う意見です」と言う。それなのに、休み時間になるとミキちゃんは誰とも口をきこうとしない。

五年生になって、沙織ちゃんとミキちゃんと、そして宇佐子は同じ木村先生のクラスになった。しかし、宇佐子は新学期が始ってから三日目に微熱を出し、ずっと学校を休んでいた。微熱が続く夜明け、宇佐子は花の木公園から響いてくるトランペットの音色に心惹かれて、そっと家を抜け出す。トランペットを吹いていたのは細面の背の高い青年だった。ほんのちょっとの間だったけれども、あの不思議な音の主を見つけることが出来て満足した宇佐子。その日をさかいに、微熱はすっかり収まった。そして、お母さんやお父さんには秘密だったが、三日に一度の割合で朝早くに家を抜け出しては、花の木公園にトランペットを聞きにいった。

そのトランペットのお兄さんとミキちゃんは知り合いだった。ミキちゃんはクラリネットを吹いていたのだ。そのミキちゃんには、いつの間にかヒキガエルというあだ名がつき、目に見えて、女の子たちはそばに近づかない態度を取っていた。ミキちゃんを包囲し始めた冷たい壁に傷ついた宇佐子は、またもや熱を出すようになって学校へ行けなくなってしまう。そんな時ふたりが出会ったのが「花の木ウインド・オーケストラ」だった。いろんな年代の音楽好きが集まった地域の吹奏楽団だ。ミキちゃんと練習に通うようになった宇佐子だが、自分でも演奏してみたいと思うのに、そう時間はかからない。じきに宇佐子はトランペットを手に取ることになる。そして自分でも気づかないうちに成長していく。

ブラバン小説のふりをした、少女の心の痛みと成長を描いた作品かな。その少女は母を早くに亡くし、大人になるのが回りよりも少しだけ早かった。その少女に対してのクラスによるいじめと、知らない振りを決め込む孤独な少女。そんな見えない空気に当てられて、どうすることも出来ない口数のすくない女の子。やがて女の子と少女は音楽を通して仲良くなっていく。なんかこういったいじめものを読むと気が滅入る。それに過保護気味な女の子の母親がかなり痛いし、仲良くする友達の悪口を言うのにも親として問題があるように思う。おまけに作品内にたくさんの事柄を詰めすぎで、全体的にぼやけてしまったような印象を受けた。内容も期待していたものとは違っていたし、文体も肌に合わなかった。というわけで、自分には本書の良さが伝わって来なかった。まあ、これは続編なので、前作が面白かったという方はチャレンジしてみてはどうだろう。こういう意見もありますが。

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