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    2008

05.23

「震度0」横山秀夫

震度0震度0
(2005/07/15)
横山 秀夫

商品詳細を見る

阪神大震災のさなか、700km離れたN県警本部の警務課長の不破義人が失踪した。県警の事情に精通し、人望も厚い不破がなぜ姿を消したのか? 本部長の椎野勝巳をはじめ、椎野と敵対するキャリア組の冬木警務部長、準キャリアの堀川警備部長、叩き上げの藤巻刑事部長など、県警幹部の利害と思惑が錯綜する。ホステス殺し、交通違反のもみ消し、四年前の選挙違反事件なども絡まり、解決の糸口がなかなか掴めない……。《本の帯より》

文庫化されたぞ、というわけで、単行本を図書館で借りてきた。なんじゃそりゃ。

主要人物は、N県警の最高幹部六人。警視庁キャリアの本部長、椎野勝己警視長46歳。警視庁キャリアの警務部長、冬木優一35歳。警視庁準キャリアの警備部長、堀川公雄51歳。地元ノンキャリアの刑事部長、藤巻明宣58歳。地元ノンキャリアの生活安全部長、倉本忠57歳。地元ノンキャリアの交通部長、間宮民男57歳。いわゆる上から順にエライ人。登場人物が多いので、名前と所属を覚えるまでがちょっと大変だったかな。

テレビ画面から流れる阪神大震災の被害状況が明らかになっていくさなか、同じ最高幹部のひとりが失踪したことで、警察の不祥事にならないように極秘裏でなんとかしようとする。そんな隠蔽体質によって幹部たちが右往左往する。そこにあるのは彼らの保身と野心だけ。そういうぎすぎすした展開なので、読むのはそうとう疲れた。だけど面白い。まず、刑事部と警務部が水面下で情報戦を繰り広げ、本部長は後ろめたいことを隠蔽しようとし、ある者は天下り先のことに固執し、ある者は密かに出世を目論み、ある者は高見の見物を決め込んで、自分の知った情報を女にべらべらしゃべる。その一方で、元婦警だった妻たちも鞘当をし合う。

誰もが個人プレイに走って情報を秘匿し、情報が揃わないから全体の絵がまったく見えてこない。それがゆえに誰もが疑心暗鬼に陥っていく。悪循環すぎて、傍から見ているとバカにしか思えないし、ほんとにこんなヤツらがいたとしたら、警察組織は腐敗しているとしか言いようがない。でもありそうだから怖くもなってくる。

そういった警察内部のごたごたや、醜聞の連続が終盤まで続き、人間の身勝手さや薄汚さだけを、いやというほど読まされる。このようなブラックな人間ドラマは個人的にすきだけど、一般的に受けいれられるのだろうか。これだけは個人の好みだし、よくわからん。しかし、自分としてはありの作品だった。だけど、ここに大震災を持ってきた意味はあったのだろうか。被災地の近隣地域に住むものにとっては、あの震災を安く扱って欲しくないんだけどな。

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横山秀夫
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震度0*横山秀夫


☆☆☆・・  警察小説はここまで進化した!  大震災の朝、一人の県警幹部が失踪した。  蒸発か?事件か?錯綜する思惑と利害、保身と...

2008/05/25(日) 08:20 | +++ こんな一冊 +++

『震度0』 横山秀夫 朝日新聞社


震度0 阪神大震災のさなか、700km離れたN県警本部の警務課長の不破義人が失踪した。県警の事情に精通し、人望も厚い不破がなぜ姿を消したのか? 本部長の椎野勝巳をはじめ、椎野と敵対するキャリア組の冬木警務部長、準キャリアの堀川警備部長、叩き上げの藤巻刑事部

2008/07/04(金) 00:23 | みかんのReading Diary♪

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