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    2008

07.13

「渋谷ビター・エンジェルズ」横森理香

横森

渋谷ビター・エンジェルズ (ミステリーYA!)

シングルマザーの母親となんだかうまくいかない響、イケメンへの初恋でどうしたらいいのか分からない恵、初めてできた彼氏に絶対いえない秘密のある優香、妙な妄想に悩まされる健斗…、彼らの前にあらわれる天使たちは、ギャル男で、オカマで、ダンサーで、オバサンだった? 渋谷の天使たちとの、笑えて泣ける物語。《本の帯より》

シングルマザーの母は女手一つで私を育ててくれた。母はもともとキャリアウーマンだったから、私は小学生の頃から家事にいそしんだ。掃除はもとより料理なんか、今ではヘタな主婦よりもうまくできる自信がある。中学から私立の女子高に入って、お弁当になってからは、母親の弁当まで一緒につめてやる。だけど、時々、母親に対して無性にムカつく。普通の母親だったら、小学生の頃からまるで主婦みたいに働いている娘に感謝したり、ただの一度も母親らしいことをしてあげられなかった自分を反省したり、謝ったりするもんだろ。そう、心の中で罵倒しながらも、毎週お決まりの渋谷への買い物に響は母と出かけた。その響の前に天使が現れた。おっさんだけど、ギャル男の格好をした天使が。

心にくったくや悩みがある少女たちが、渋谷の街で風変わりな天使たちと出会う。その天使は強烈な個性と緩さでもって、少女たちの悩みを解消するサポートをする。という基本を同じくした作品集だ。キョーレツな母に対してわがままを言えない少女、初恋からくる体型などのコンプレックスに悩む少女、人とはあそこのカタチが違うんじゃないかと心配になる少女、頑張りすぎて妄想のネガティブ・スパイラルにはまる少年、そして、自分を出せずに受け身でいつづける元少女。

内容はマンガ的な展開でわかりやすい。天使たちの軽さもまあいい。出来すぎのラストも許容範囲。しかし、少女が話すギャル語だけはついていけなかった。とくに二話目の少女はキツかった。これだけはテンションの高さに自分の年齢が拒否反応を起こした。それともう一つ、本書はミステリYAシリーズだけど、どこがミステリになっているのかがわからなかった。

この作品がけっして嫌いではない。むしろわかる。大人から見ると取るに足らない悩みだけど、少女たちにとっては重大な悩みであったりする。これには共感できたとも言える。とくに三話目の性については、わかりすぎて、わかりやすすぎて、いろんなことを思い出した。本書の少女は、くらべっこはしなかったけれど…。つうか、これ以上は書けない。いや~、あの頃は若かった。

とにかく、軽く読めるが共感できて、少しだけ痛くて、思春期の青さがちょっぴり恥ずかしくて、そして、あんなこともあったなと懐かしくもなれる。少女のギャル語さえクリア出来れば、十分に楽しめるんじゃないだろうか。ミステリとしては認められないが、思春期ものとしてならグッドだった。

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