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    2008

08.27

「千両花嫁」山本兼一

千両花嫁―とびきり屋見立て帖千両花嫁―とびきり屋見立て帖
(2008/05)
山本 兼一

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時は幕末。将軍の上洛にわきたつ京の都で、真之介とゆずは「とびきり屋」という道具屋を構えた。ゆずは、京で屈指の茶道具屋の愛娘。真之介は、そこの奉公人だったが、ゆずと駆け落ちして夫婦になったばかり。一癖ある丁稚たちを仕込みながら、いわくつきの御道具をさばき、血気盛んな新撰組や坂本龍馬らと渡り合う。“見立て”と“度胸”で、動乱の世を渡る夫婦の成長物語には、政治に左右されない庶民の強さが感じられる。“はんなり”系痛快時代小説の誕生。

「千両花嫁」
ゆずを略奪してきた新妻の実家、老舗のからふね屋が強奪にあった。奪われたのは、結納金として置いてきた天保小判千両。犯人は、壬生浪にやって来た浪士組の芹沢鴨。その千両を取り返すべく…。

「金蒔絵の蝶」
室町でも老舗の呉服屋千倉に嫁入りした芸妓の小梨花。その小梨花の嫁入り道具一式が、千倉の家風に合わないと姑が言いがかり。嫁入り道具一式を取り替えないかぎり、もはや千倉にいられなくなってしまった。

「皿ねぶり」
新之介が雇った奉公人たちは半端者ばかり、と笑っていたところ、新之介は風変わりな侍を連れてきた。今日から居候をする坂本龍馬だった。その坂本が、二日ほど勝先生を匿って欲しいと言ってきた。その夜、不逞浪人が襲撃してきて…。

「平蜘蛛の釜」
ゆずの留守の間に、坂本への預かり物を新之介はうっかり売ってしまった。中は鉄くずだが、あれには箱にしかけがあり、何か大切な物が隠されていた。その預かり物は、ゆずが袖にした、しつこい茶道家元の手に渡っていた。

「今宵の虎徹」
いつも商売のことで世話になっている枡屋から、十三振りの刀を買った。すべてが虎徹である。ただし正真正銘の本物は一振りだけ。新之介は目利きの賭けを手代たちに持ちかけた。そこへ近藤勇もからんでくる。

「猿ヶ辻の鬼」
日本が愛おしくなる品を、という注文を新之介は武市から引き受けた。軍艦に乗りたくなるような贈り物を、という注文をゆずは坂本から引き受けた。彼らの送り主は同じ公家で、自分らの陣営に取り込みたくて、贈り物を競っていた。

「目利き一万両」
新之介は自分の身元に関わる品物を道具市で落札した。その品を、道具にくわしいかつての主人に見せていたところ、新撰組の連中が乱入してきた。ゆずの兄が不逞浪人として捕縛されたのだ。そして一万両を出せと吹っかけられた。

全体的にまったりしすぎている。歴史の流れに沿って物語は展開していくのだが、目利き対決にしろ、なんにしろ、とにかくあっさり解決されてしまう。読んでいて面白いと感じられる部分がほとんどなかった。ただそんな中で二点だけ目を惹く部分があった。幕末の有名人が数多く登場し、新之介が彼らに下す人物評が愉快であるのと、新之介とゆずの初々しさである。それ以外ははっきり言って物足りない。「皿ねぶり」だけは盛り上がりがあるが、この作家はもういいかなあ、という感じだった。

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comments

しんちゃんさんこんばんは。確かにこの本はちょっと物足りなさがあるんですが、ここで止めちゃうのは勿体ないかも。いっしん虎徹は結構読み応えがありましたよ。

たまねぎ:2008/08/29(金) 00:24 | URL | [編集]

たまねぎさん、こんばんは。
これで止めるのは勿体ないですかね~。
「いっしん虎徹」は聞いたことがあるような。
じゃあ、タイミングという巡り合いがあれば読んでみます。

しんちゃん:2008/08/29(金) 19:27 | URL | [編集]

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山本兼一【千両花嫁 とびきり屋見立て帖】


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