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    2008

10.03

「漂流巌流島」高井忍

漂流巌流島 (ミステリ・フロンティア 46)漂流巌流島 (ミステリ・フロンティア 46)
(2008/07)
高井 忍

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宮本武蔵は冤罪だった!? 赤穂浪士は浅野匠頭の殿中刃傷事件の理由を知らなかった!? 近藤勇は池田屋事件を無理やり起こしていた!? 鍵屋ノ辻の仇討ちは都合よく行きすぎた!? 人使いの荒い監督に言われ、ひょんなことからチャンバラ映画のプロットだてを手伝う羽目になった主人公。居酒屋で頭をつきあわせ、あーでもない、こーでもないと集めた資料を検討すると、巌流島の決闘や池田屋事件などよく知られる歴史的事件の、目から鱗の真相が明らかに……! 綾辻行人・有栖川有栖両氏に絶賛された第2回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む、挑戦的デビュー作品集。《本の折り返しより》

こういう歴史ミステリは好きだ。しかし、文献資料の収集、読み込み、分析、こじつけ(おい)、それら様々な工程を経て、作品へと仕立ていく労力は大変なことで、歴史が好きじゃなくては出来ないし、根気も必要だし、そのわりには歴史小説ほどの読者がいない。それに読者にとっては、引用される文献を読まされるのに苦痛を覚えるかもしれない。そんなことが関係あるのかないのか分からないが、とにかく書き手が極端に少ない。

最近の作家だと、高田崇史(もう少し現実味が欲しい)、鯨統一郎(仲間に入れたくないけど)、少し前なら、井沢元彦(趣味に走らず小説を)、高橋克彦(伝奇も好き)、中津文彦(現代の目線が欲しい)、もっと前なら、高木彬光(復刊は嬉しいぞ)。他にもいたら教えて欲しいぐらいだ。だから、少し文章が上手くなくても、構成に難があっても、キャラがありきたりでも、こういう新人作家が誕生することは大歓迎である。遠まわしに文句!?

そういう特殊なジャンルだからこそ、とんでもない解釈や、やりすぎやろという解釈もあって、それらに耐えられる鷹揚さを持って読む覚悟はいるが、そこに自分が持つ歴史認識というか、通説をぐらぐらと揺るがすような新説がくると、その説はあるかもしれないという知的興奮が味わえるのだ。そこに解答を期待するのではなく、その解答に至る過程を楽しむのだ。真の解答なんて、当事者にしかわからないのだから。

続編を希望したい。ただし、慌てずにじっくりと構想を練って、書き上げてもらいたい。

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