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    2008

10.14

「ドールズ 闇から招く声」高橋克彦

ドールズ 闇から招く声 (角川文庫)ドールズ 闇から招く声 (角川文庫)
(2004/02)
高橋 克彦

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シリーズ第三弾はスプラッター系ホラー・サスペンス。

隣人からの通報を受けてその部屋のドアを開けた瞬間、警官はあまりの生臭さに吐き気を覚えた。夥しい血が廊下を伝って靴脱ぎ場にまで達している。奥の部屋から子供の泣き声が聞こえてきた。そこは夫婦の寝室らしかった。警官の全身が凍りついた。ベッドの上には人の死体がばらばらにされて積み上げられていたのだ。ベッドの枕元に五、六歳の男の子がいた。その子の左腕が玩具の手錠でベッドの脚に繋がれているのを発見した。この子は親たちが無残に切り刻まれるのを目の前で見せられていたのである。

恒一郎は車に怜を乗せて郊外にある県の産業文化センターに向かった。目玉は世界のモンスター屋敷というものだ。化け物屋敷なら必ず目吉が興味を示す。それで古書店を昼で閉めて誘ったのである。二人はそのお化け屋敷の中で腑分けされた本物の死骸を発見。怜を巻き込みたくなかった恒一郎は外へ出た。そこに約束していた怜の父親真司が二人の父子と肩を並べてやって来た。見知らぬ二人、進藤と息子の正也は盛岡に移住してくるといい、正也を日中ドールズで預かることになった。

信司たちと別れたあと、二人はまたも捨てられた手首を発見。化け物屋敷の裏にある簡易トイレの中だった。しかもその手首はひからびていて、最初に発見した死体とは別の死体の手首であったことがわかる。さらに後日、恒一郎の車のボンネットの上に犬の生首が置かれていた。これは警告なのか。そして盛岡に殺人鬼が現われたというのか。無責任な真司を他所に、恒一郎は大学病院で働く戸崎と松室らと共に犯人像を推理。二転三転する犯人像だが、怜の中に甦った泉目吉の前に現れたのは…。

約500ページの大長編だ。それに今回は前二作とは違い、かなりグロい描写が多くなっている。まず冒頭からして、血が溢れ、内臓が口に捩じ込まれ、なんて地獄絵図が繰り広げられている。そしてドールズの面々に対して、何者かが殺戮ゲームを仕掛けてくる。見えない敵がひっそりと窺っていて、ばたばたするのを影で嘲笑っているのだ。その正体が言いたい。だけど言えない。だから書けることが制限される。ううん、もどかしい。

というわけで、話をずらしてみる。これまで書かなかったけれど、戸崎と松室の医者コンビが好きだ。豪放で洒脱な戸崎と、押されキャラだけど催眠術の特技を持つ松室。高橋作品ではよくある設定だけど、少々強引だけど優しいおっちゃんキャラと、空気をよめないやられキャラによる掛け合い漫才が面白い。こういう場を明るくするキャラがいることで、長い作品にリズム感を与えて、飽きさせることがないのだ。これでシリーズ三作目を読了。あとは、待望の新刊「月下天使」を読むのみ。楽しみだ。

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高橋克彦
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