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    2008

11.03

「サンネンイチゴ」笹生陽子

サンネンイチゴサンネンイチゴ
(2004/10)
笹生 陽子

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ある朝、学校一のトラブルメーカーがとなりの席に座っていた。現実のあたしは、思ってることとやってることのつりあいがまるでとれてない。でも、いくら無口でおとなしくても感情がないわけじゃない。プライドもあるし、意地もある。ゆずりたくない一線がある。くだらない日常、灰色の毎日、やることなすことカラ回りのあたし。が、いつのまにか友情の三角関係の中にいた―14才のホンネ小説。《データベースより》

森下ナオミは、内向的な14歳の少女。正義感は人一倍強いのだけれど、心の中では勇ましく啖呵を切っているのに、声に出して意見することができない。いってみれば、内弁慶型ひっこみ思案。きらわれ者ではないけれど、自分からアプローチするのは得意じゃなくて、向こうから話かけてくるのを待つのが性に合っている。だから友達が少ない。毎日がつまらない。自分だけ何をしてもうまくいかない。ただ、目立たないように小さくなって、事態のゆくえを見守っている。そんな小心者で存在感のかけらもないナオの日常に、ちょっとした非日常が舞いこんでくる。

ある時カバンを盗まれたことから、天下無敵のバトルマスター・柴崎アサミと、そのアサミと彼氏彼女らしいヅカちんと話すようになり、奇妙な友情がはじまる。アサミは、口も悪けりゃ態度も悪く、武勇伝には事欠かない学校一の問題児。目があっただけでドキドキするそのアサミが何故かナオのとなりの席を強奪していた。そのアサミとラブラブという噂のヅカちんに、ナオは乙女心をくすぐられる。自分とは違って、行動力があってまったく違う世界観を持つ二人。ナオにとって、彼らの世界に触れたとまどいがある一方で、テンションが高くなる。

自分の中に眠っていた芯の強い自分や、自分の意思で行動するということ。ちょっとした勇気を出せば変わるかもしれない事態。アサミとヅカちんと付き合うようになって、ナオは少しずつ成長していく。ときに無防備すぎて危なっかしいものの、そんな彼女の背をそっと押したくなる。そしてめばえる本当の友情。いい作品だ。それにすごくいい三人組だ。この作品を読んで、久々に爽快な気持ちになれた。そして、子供にとって大人とは、ズルくてわかってくれない存在だったと、ふと思い出した。

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『サンネンイチゴ』 笹生 陽子  理論社


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2008/11/04(火) 21:47 | みかんのReading Diary♪

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