--

--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

スポンサー広告
トラックバック(-)  コメント(-) 

    2008

11.12

「ctの深い川の町」岡崎祥久

ctの深い川の町ctの深い川の町
(2008/08)
岡崎 祥久

商品詳細を見る

備えあれば憂いなし。そんな暮らし、何もかもが急に嫌になり、四十男は急行電車で四十分の懐かしの故郷に戻った。荷物は赤帽に運んでもらうことにするが、その赤帽はカーブを曲がり損ねて横転。荷物は炎上。捨ててもいいと思った荷物が燃えて弁償金がもらえて、男は愉快に思う。男は仕事を見つけることにする。乗務員募集、寮完備の貼紙が目に留まった。故郷には、待っている人は誰もいないが、あの市の地理だけは持ち合わせていた。

ノーブル交通に面接に行ったら、伊佐山が出てきた。中学で同級生だった男である。これをコネと呼ぶのかどうかは知らないが、ともかく不採用にはならなかった。ノーブル交通は、制服として、青いビロード風の上着と、白いフリルのついたシルク風のシャツを着なければならない。召使い風の従業員である。召使い風従業員は、客席のドアをかならず手で開け閉めしなければならない。それと、客人の有無にかかわらず、スピードを出さずに走る。それは同時に、客人の望むスタイルでもある。幸いなことに。

風変わりな発明家の同僚・勝俣と仲良くなり、二児の母親になった同級生・青山由美と再会。その青山由美と二人だけの食事のはずが、勝俣が加わることになり、二匹の子豚ちゃんも加わる五人の食事会。数学者の客人を乗せては無意味な会話を続け、質問の多い客人を乗せてはタクシーを走らせる日々。そんなある日、男の体を疼かせた若い女性ドライバー河村勢津子は、謎の伝言を残して辞めていた。

なんでもない普通の日常の中に、くすっと笑えるエッセンスを配合。そんな特別な何かが起こらない日々だけれど、読んでいると何となく癒される感じ。タクシーの運ちゃんの一日ってこんなものかもしれない。自分たちの日々もこんなものかもしれない。ただ何となく流されていくそんな日々でも、この作品のように少し視点をずらして見てみると、ちょっと面白い日々になるのかもしれない。内容があるわけではないが、こういうだらだらしたのって、好きだな~。

ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

その他の作家
トラックバック(0)  コメント(0) 

Next |  Back

comments

コメントの投稿











 管理者にだけ表示を許可
trackback
この記事のトラックバックURL

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。