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    2008

11.24

「すべての若き野郎ども」久保寺健彦

すべての若き野郎どもすべての若き野郎ども
(2008/09/25)
久保寺 健彦

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恭平は十六歳。達夫は十五歳。阿修羅特攻隊長だった恭平は、集会に参加する途中、達夫と出会い喧嘩となる。恭平の得意技皿割り(膝を狙った前蹴り)はかわされ、達夫の旋風脚(跳躍しながら回し蹴り)を食らって恭平は気絶した。恭平はルールに縛られた暴走族が急に面倒になって阿修羅を抜け、来るもの拒まずという達夫と組んで遊ぶことにした。ガンガン喧嘩して、売り出す。それで最終的には天下統一。

自分の方が強いから、という理由でタメ口を禁じられ、恭平は達夫を達夫君と呼び、達夫は恭平をチャボ(千葉)と呼ぶようになる。自分からふっかけることはないが、売られた喧嘩は必ず買い、危なっかしい戦いぶりにもかかわらず、達夫は連戦連勝。また、達夫のナンパの成功率は異常に高い。好き放題に喧嘩をし、ナンパをしている達夫の行動は、街中の不良の反感を買い、阿修羅を抜けた恭平が一緒なのも、その傾向を強めた。そしてターゲットとなる。そこにウルトラセブンになり切っている伝説の男が現れて……「帰ってきたウルトラセブン」

喧嘩上等といった少年マンガのような出発点から、自分の未来が見えない若者を描いたドタバタ劇へと作品内容は展開していく。その作品のベースには毎回とも対決がある。鎌倉時代トークを望む不思議女子と格闘少女......「恋人は鎌倉人」 ミカジメ料を要求してくるヤクザ......「スチュワート家のクリスマス」 年下のゴロツキに指名手配されて追いかけられる......「四月町グラフィティ」 勢いという点では若干スローダウンするが、達夫のはちゃめちゃぶりに振り回されつつ、恭平の狂犬ぶりはそのままキープ。そこに為になる先生や年下の恋人も現れるが、それでも変わらずにわーわー街を駆け回っている。

暴力的な場面にある年代の方は眉をひそめるかもしれない。でも、こういうやんちゃに憧れる一部の若者は確かにいる。親は堪ったもんじゃない。世間的にも白い目で見られるだろう。もちろんこれらを肯定するわけではない。しかし、持て余したエネルギーが抑えられないときがあって、それが何となく気がつけばそこにいたりする。そして、仲間とつるむのが楽しかったりもする。ようするに子供なんだけど、自分たちが子供だと気がついていない。そういう若さからくる青さ痛さが許容できるかどうかで、読者の好みは別れそうに思えた。

自分は面白く読むことができた、というか、無茶したくちなので。ほほほっ。

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久保寺健彦
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